20210413
その頃から
魔物が見えるようになった。
窓際から見つめる気配
選択肢のいづれかを選ぶ
それ以外の瞬間に常にいる。
小さな魔物。
見たこともない顔をしている。
そいつを消すためには
選択肢を見出す必要がある。
なんでも構わない。
歩いてるなら、
右に曲がるか
左に曲がるか
見えるだけで
何かをされるような
そんな類のものでは
なさそうだ。
気持ちの悪い顔をして
こちらを伺っている
暇や無意思の状態に反応して
そいつは現れる。
地味に困る。
並行世界の
すきまの世界から
こちらを見ている。
未来Aと
未来Bがあるとすれば
奴らはその隙間の世界に
いる事がなんとなくだが
感じられる。
消して交わる事はない。
危害を加えるわけでもない
こいつらは現実に
存在するのかといえば
並行世界が存在するしないと
同じで、あくまで存在し
私が選んだ世界しか
知覚できないのと同じ事のように、
彼らは彼らにしか知覚できない世界があるのだろうが
何しにわざわざこちらを見ているのだろう。
彼らがどのような存在なのか
少し考えてみたい。
単純に魔物に見えるけど
それは神様なのかもしれない。
意外とぬぼっとした顔なんだな。
2頭身くらいだし
ただこれは
俺の脳が作り出した像
見る人が違えばきっと
違う姿なんだろう。
未来Aを生きているとして
いま
未来Bはどうなってんだろ。
未来Aの先で選ぶ未来Cは
未来Bで選んだ未来Cと
どんな違いがあるんだろう
外的要因を含めれば
俺の未来なんて目の前で繰り広げられる祭りの如きもの。
一人だけの未来なんてありえない
その瞬間の選択は、
関わる人の人生を確実に変化させる可能性を
秘めている
だから、徳の概念があって
不徳は諸悪につながるのだわ。
大きくは
先人への感謝と
先人への失望が出てくることになるが
我々はあくまで進む時間の中で
いきているものだから
先人に成らざるを得ない
つまりは
感謝を無条件に受け
恨みも無条件に買うのである
この基盤の上で
どんな生き方をして
未だ見ぬ誰かの未来へ
繋げていくか。
主観
自己
それらが折り重なり
知覚するあなたの今に
どう関われるだろう。
遺産。
パラレルに気づいて初めて
ここの認識に成るのか。
今更だが
パラレルとは
3次元に時間を足して
4次元
4次元の次の次元
５次元
私の概念で説明すると
選択肢によって
無尽蔵に変化する可能性が
乱在する世界
並行世界。
あなたが
私が
我々の時間の中で
死のうがなにしようが
なんら問題ない。
並行世界上では
全て語られる。
つまりアカシックレコードが
これらを俯瞰して帯に見えるそれ。
イメージをトリミングしていくと
こういう図が現れる。
しかしこうしてイメージに変換しないと
理解できないだけで
それらはそんなチンケな
想像なんか必要としない。
日本語に落としてみると
「然」
あるがままあるのだな。
例えるなら
言葉や感覚なんて
狭小
人体の毛細血管よりも
遥かに微細
シナプスを通過する
電気信号よりも微細
もたらされるのが
奇跡か運命か知らんが
結果として
あなた個人の生活なんて
描かれ尽くしている。
隙間から覗く魔物は
至って物静かに
こちらを覗くだけ。
そう思った時。
それは自分かもしれないことに
気づく。
なんとまあ醜い姿か。
塗り替えてあげようか。
その隙間の世界の住人を。
これだけ論って
見えてくるもの
見ざるを得ないもの。
知覚できるのはやはり
私たちは私たちでしかない。
落とし所など、未知には
ない。大概のストーリーは
絵空事。
顛末はいつも僕らの
痛みの中でしか
成就しない。
至極個人的な感覚の中にしか
至れない。
ただし、
選択肢を選べるのは
あくまで私たち。
選ぶべき未来を常に
選び続けることが
与える影響を意識して常に
私を生きること。
並行世界はすでに
描かれてる。
ならばどのストーリーを
選ぶのかは自分次第だということ。
ここでこの話を終える。
そして僕は未来Dへ向かうだけ。
いつかあなたと
笑顔で話せる。
そんな未来に
会えたらいいな。
