こんにちは。
ヨイです。
個展やっておりますと、さまざまなお客さんとお話しさせていただく機会があり、とてもありがたいです。
作品に興味を持っていただけて感謝いたします。
今回の展示は、洋服、抽象画、写真、テクスチャーアートなど多岐にわたる展示となっております。
タイトルが『生きるためのアート個展』にしていますので自分なりに表現できるアートを表現しました。生きるためのアートとは何かを自分に問いかけながら製作しました。
生きた軌跡でもあり
今後の生きる道標でもあります。
生きた証でもあります。
「電柱が好きなんだね」と、私の写真の多くに写っている電柱の多さに気づいてくれる方が数名いらっしゃいます。基本的に電柱と電線が大好きです。
電柱や電線には職人さんの技、仕事が詰まっていて、人間味を感じる。
ややこしく入り組んだ線の中に、人間の営みが感じ取れる。
そして、それ以外にない特殊な形。ある程度のルールがある設置感。
そしてそれらの無機質なインフラが、人間の生活を支えている。
これらの生きている感じのイメージが、私が電柱に惹かれる理由です。
電柱萌です。
普段毎日のように目にするので、きっと皆さん当たり前に捉えていると思いますが
これらのインフラは、人間によって構築され、今ではなくてはならないものとなっています。
人間は忘れる生き物だとタイトルに書きましたが、その辺も
しっかり忘れてしまいます。
こんなことで溢れているんですよね。
私たちの世界は。
誰かの頑張りが、あなたの生活を支えている。
間違いなく社会が社会として機能して初めて
現在の暮らしになっているのですが、すぐにそのありがたさを忘れてしまうんですよね。
ネガティブなものの見方ができるものは
ポジティブなものの見方も同時にできるものになっています。
世の中を見つめる目が、どんな目をしているか。
それが世界を大きく分けています。
立場や環境、世間の目や、洗脳も大きくあります。
どんな目で世界を見ていけばいいんでしょうか?
皆さんには、何か意識されているところはありますか?
私は、上記のように、ネガティブに見れるものは
ポジティブに捉えることができるというふうに、
光と影のように対になっているものだと考えています。
有名な例え話で、水が半分入っているコップを見て
まだこんなに水が残っていると捉えるか
もうこれだけしか残っていないと感じるかの違いですよね。
見る側に委ねられた世界の見え方。
あなたから世界はどのように見えていますでしょうか?
人間は、忘れることで、心を楽にしています。
忘れられないならば、私も今の笑顔はないかもしれません。
だけど大事な物事まで忘れてしまわないように
記録をしていきたいなと思っています。
それがアートや、写真、音楽や映像、文章。
さまざまな手法になるわけです。
一意専心、黽勉努力(いちいせんしん、びんべんどりょく)
とも言いますが、何を作るにしても
“今”という時に
その”瞬間と瞬間の連続”に
そうでありたいと思っています。
それではまた。